ノリア(nohria)分類とは?
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出典:https://med.toaeiyo.co.jp/contents/cardio-terms/test-exam-diagnosis/4-70.html
ノリア(nohria)分類とは、心不全の病態分類を身体所見から行うというものです。
他の心不全の病態分類として有名なフォレスター分類は、スワンガンツカテーテルをして心係数と肺動脈楔入圧を測定する必要があり、手間がかかります。
一方、ノリア(nohria)分類は身体所見から病態分類が可能なので、臨床においてはとても有用なのです。
低灌流所見とうっ血所見には、以下のようなものがあります。
低灌流所見
小さい脈圧、四肢冷感、傾眠、低Na血症、腎機能悪化
うっ血所見
起座呼吸、頸静脈圧の上昇、浮腫、腹水、肝頸静脈逆流
低灌流所見は左心不全の症状に似ています。
うっ血所見は、右心不全の症状とほとんど同じですね。
低灌流所見は左心不全の症状、うっ血所見は右心不全の症状と同じと考えるとおぼえやすいでしょう。
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ノリア(nohria)分類の覚え方
縦軸が循環の状態、横軸がうっ血の有無を表すと覚えます。
循環が悪いと、末梢に血液が行かないので、四肢が冷たくなるので、下半分はcold。
逆に、循環が正常な上半分はhotになりますね。
次に、うっ血があると、腹水や浮腫などのように水が貯留するので、wetと考えます。
うっ血がない場合は、その反対でdryです。
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