右心不全と左心不全の症状は医師国家試験の山場です。
出る頻度も高いので絶対に丸暗記ではなく理解しておきましょう。
右心不全の症状
右心不全で覚えておきたい症状は以下の通りです。
・頸静脈怒張(外頸静脈)
・下腿浮腫
・肝腫大
・胸水
・腹水
右心不全の症状のゴロ合わせ
刑事はカタカタ復帰するまで監視
刑事→経静脈怒張
カタ→下腿浮腫
ふ→腹水
き→胸水
監視→肝腫大
右心不全の症状の覚え方
右心不全の症状の覚え方は、血液の流れをさかのぼっていって、停滞した血流によってそれぞれの場所でどんな症状が現れるかを考えると簡単に覚えることができます。
以下の血液の流れを簡易的に表したイラストに沿って考えるとわかりやすいです。
以下のように、考えると右心不全の症状を理解して覚えることができます。
右心不全になると、右心室の働きが悪くなることで血流が滞ります。
すると、大静脈からの血液が右心へといきにくくなるので、大静脈圧が高くなるのです。
大静脈は上大静脈と下大静脈からなり、どちらの圧力も高まります。
上大静脈の圧が上がると、その先にある外頚静脈が怒張し、頸静脈怒張。
下大静脈の圧が上がると、水分がしみでて、胸水、腹水が起こります。
さらに、下大静脈の前に血液が通る部位にも症状が現れると考えると
末梢では、下腿浮腫。
肝臓はうっ血により肝腫大となる。
というように考えられるのです。
左心不全の症状と覚え方
左心不全で覚えておきたい症状は以下の通りです。
・肺うっ血
・冷汗
・腎不全
・意識障害
・チアノーゼ
・四肢冷感
左心不全の症状のゴロ合わせ
ハイジはひいじいさんと湿地で遊ぶ
ハイ→肺うっ血
ジ→腎不全
ひ→冷汗
い→意識障害
し→四肢冷感
ち→チアノーゼ
左心不全の症状の覚え方
左心不全の症状の覚え方も右心不全と同じ要領で覚えます。
左心から血液の流れを前後にさかのぼっていって血流が低下したらどんな症状が出るかを考えます。
以下の図を利用して考えていくといいです。
左心不全によって左心の機能が低下すると、左心の前に通る肺で血液が滞るので、肺うっ血が起こります。
次に、左心から前へと血液の流れを考えましょう。
左心不全によって左心の機能が低下すると、心拍出量が低下するので左心より先へと血液が流れにくくなります。
左心は大動脈へとつながっていて、大動脈からは頸動脈から脳へ、下行大動脈を通って全身へと血液は流れてますよね。
すると、総頚動脈へと血流が流れない、つまり脳へ血液が流れなくなることで意識障害が起こるとわかるでしょう。
全身への血流が低下することで、肝臓、腎臓などの臓器の循環不全が生じ、肝障害、腎不全などの症状が起こり、抹消では、チアノーゼや四肢冷感が起こると考えられます。
ただ、冷汗だけは左心不全によって心拍出量が低下し、交感神経が亢進することで起こるので別に覚えておかなくてはいけません。
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