精神科専門医

統合失調症患者に対する家族の接し方

統合失調症患者に対する家族の接し方は?

統合失調症を持ち患者の家族がどのように接するかで再発率が変化すると言われています。

今回は統合失調症患者に対する家族の接し方をテーマにお話をさせていただきます。

統合失調症の再発率を高める家族関係とは?

患者に対して批判的だったり、敵意を示したり、感情的に巻き込まれるなど家族から患者に高い感情表出がなされる家族の状態をHEE(high expressed emotion)といいます。

このような家族関係の場合、統合失調症の再発率が高まると言われているのです。

また、うつ病でもHEEは再発率に影響するという報告もあります。

参考:うつ病の家族心理教育

HEEは3つのタイプに分かれています。

①批判的な感情表出

1つ目は、患者に批判的な発言や態度を示すタイプです。

例えば、「いつまで何もしないで怠けてばかりいるの!」「いつまでダラダラした生活をしているの」「ダラダラしているのは甘えだ。気持ちの問題だ。」などと病状を理解せず患者に対して批判する場合があります。

②敵意のある感情表出

2つ目は、患者を敵視して攻撃的な感情や態度を示すタイプです。

例えば、「あんたなんていなければいいのに」「あなたの病気のせいで私の人生が台無し!」などの敵意を示すことがあります。

③過度の感情的巻き込まれ

患者の言動に左右されすぎて、感情的に巻き込まれた結果、過保護や過干渉な態度を示すタイプです。
例えば、「私がいないと何もできないから、私が守ってあげないと!」「病気になったのは育てか片が悪かったから。できることはしてあげたい。」と本人ができることでもなんでもしてあげたりしてしまうことがあります。

このような、HEEの家族状態にある場合には、家族に心理教育を行うことで、家族関係が改善し、患者本人のストレスが減少することで再発率が低下すると考えられるのです。

 

家族の感情表出が高くなる原因は?

家族の感情表出が高くなる原因は、病気に対する知識や理解不足や患者の症状が続くストレス、母親だけで問題を抱え込んでしまう、経済的問題など原因は様々です。

 

高い感情表出をする家族関係を改善するには?

高い感情表出をしないことを意識する

本人に批判的な言動や態度を示したり、敵意を示したり、感情的に巻き込まれて過干渉や過保護になることが病状を悪化させることを家族が理解することが大事です。

そして、本人と接する際には批判や敵意は示さないことを意識しましょう。

本人ができることは自分でさせることで過度な過干渉は控えるようにするのです。

病気を理解する

怠惰な生活を起こっていたとしても病気のせいであり、仕方がないことだと家族が理解することが大事です。そのために、病気について理解をしましょう。

適度な距離を保つ

時には精神的にも物理的にも距離を取ることが大事です。

病気の患者さんのご家族は不安や心配からなかなか気持ちがポジティブになりにくいというのは理解できますが、そういった家族のストレスが原因でHEEとなると思われるので、家族が趣味や外食などちょっとした楽しみを持つことで精神的にも物理的にも距離を取れるようになるのではないでしょうか。

社会福祉制度を利用する

経済的な不安や将来の生活への不安も原因となりますので、社会福祉制度を利用することでそうした不安を軽減することも大事です。

自立支援制度、精神保健福祉手帳、障害年金、生活保護、訪問看護、デイケアなどの制度やサービスを利用することで周りのサポートも受けていくのがいいでしょう。

 

 

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