バーター症候群では、続発性アルドステロン症が生じ、アルドステロン高値がみられます。
しかし、バーター症候群では、原発性アルドステロン症でみられるような高血圧はみられません。
今回は、バーター症候群で血圧正常の理由をお話させていただきます。
バーター症候群で血圧正常の理由は?
バーター症候群で血圧正常の理由は、バーター症候群では、ヘンレ係蹄の太い上行脚に異常があり、塩化ナトリウムの再吸収障害による循環血漿量の減少がみられるからです。
そのため、続発性アルドステロン症によって、アルドステロンが高値となって、循環血漿量が増加しても、血圧が正常もしくは低値となります。
そもそもレニン高値となり、続発性アルドステロン症となるのも、塩化ナトリウムの再吸収障害による循環血漿量の減少が原因です。
なので、アルドステロン高値によって循環血漿量が増えても血圧が高くなることはありません。
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