GCSとJCSは頻出なのでまとめる。
GCSの覚え方
GCSは現場に瞬時に判断が必要なので、ゴロではなく直接覚えていた方が良い。
いちいちゴロから辿って考えているのはありえない。
英語 | 日本語 | 点数 | |
E | Eye Opening | 開眼 | 1〜4点 |
V | Best Verbal Response | 最良言語機能 | 1〜5点 |
M | Best Motor Response | 最良運動反応 | 1〜6点 |
まずは、EVMが何を表し、何点満点で評価されるかを覚える。
最低の点数は1点であることに注意する。
なので、どんなに悪くても各1点にしかならない。
VとMは最良〜なので、もっとも良い状態の部分で評価するのがポイント。
これは麻痺の評価ではなく、あくまでも意識の評価をするため。
Eの覚え方
E4 | 自発的に開眼 | |
E3 | 呼びかけにより開眼 | |
E2 | 痛み刺激により開眼 | |
E1 | 痛み刺激でも開眼しない |
ゴロなしで覚えた方が使える知識になる。
Vの覚え方
出典:レビューブック
V5 | 見当識あり |
V4 | 意味のない会話 |
V3 | 意味のない単語 |
V2 | 発声 |
V1 | 発語なし |
手の動きで覚える。
Mの覚え方

出典:レビューブック
M6 | 指示に従う |
M5 | 痛み刺激部位の認識し、払いのける |
M4 | 痛みにより手が屈曲し、逃避だけ |
M3 | 病的屈曲 |
M2 | 伸展 |
M1 | 反応なし |
体の動きで覚える。
最良の反応で評価するのがポイント。
部位によって異なる所見が得られた場合は、点数の高い方を採用する。
例えば、麻痺と合目的な運動が見られた場合、合目的な運動の点数を採用する。
JCSの覚え方
0 | 意識清明 |
Ⅰ:刺激しないでも覚醒している | |
1 | 意識清明とはいえない |
2 | 時、人、場所がわからない(見当識障害あり) |
3 | 自分の名前、生年月日が言えない |
Ⅱ:刺激すると覚醒する状態 | |
10 | 呼びかけで容易に開眼 |
20 | 大きな声で体を揺さぶると開眼 |
30 | 痛み刺激でかろうじて開眼 |
Ⅲ:刺激しても覚醒しない状態 | |
100 | 痛み刺激に対して、払いのける動作 |
200 | 痛み刺激に対して、少し手足を動かしたり顔をしかめる |
300 | 痛み刺激に対して、全く反応しない |
まず、JCSは一桁、二桁、三桁があり、1,2,3,10,20,30,100,200,300と悪化していくと数字が増えると覚える。
JCSの評価方法
まず、負傷者に近づいた時に目を開けていたら覚醒しているので、一桁
次に、本人と話をする。
はっきりしない | 1 |
周りのことがわからない(時、人、場所) | 2 |
自分のことすらわからない(名前、生年月日) | 3 |
はまじと覚える。
また、負傷者に近づいた時に目を開けていなくて、刺激すると覚醒する場合はⅡ。
刺激の内容により、3つに分かれる。
呼びかけで容易に開眼 | 10 | |
大きな声で体を揺さぶると開眼 | 20 | |
痛み刺激でかろうじて開眼 | 30 | 3を殴っている拳と考える。殴っている拳=痛み刺激 |
最後に、負傷者に近づいた時に目を開けていなくて、どんなに刺激しても覚醒しない場合はⅢ。
呼びかけ→大きな声で体を揺さぶる→痛み刺激
と刺激をエスカレートさせていくと考える。
Ⅲは開眼はしないが、痛み刺激による反応で分類する。
痛み刺激に対する反応 | |
払いのける動作 | 100 |
少し手足を動かしたり顔をしかめる | 200 |
全く反応しない | 300 |
払いのける動作→少し手足を動かしたり顔をしかめる→全く反応しない
と反応が弱まっていくと考える。

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