小児科

成人・乳児の脱水の輸液の組成まとめ

乳児の重症脱水の輸液の組成

輸液の種類 理由
乳児の脱水、排尿なし 1号液 排尿ないのでKは血漿濃度4mEq/L以下
ラクテート必要(アシドーシス是正のため?)
細胞外液補充できるもの
乳児、肥厚性幽門狭窄症 生食
リンゲル液
など
ラクテートは嘔吐によるアルカローシスを増悪させるので入れてはいけない
1~4号液はラクテートが入っているのでダメ
高齢女性、熱中症、CK高値、K5.0mEq/L、クレアチニン高値 1号液 カリウムが捨てられない状態なのでカリウムフリーのもの
成人、非代償性肝硬変、腹水貯留 3号液 腹水があるので細胞外液を増やすことなく細胞内液を増やすため
成人、大量出血、ショック 生食
リンゲル液
乳酸リンゲル液
細胞外液をすぐに増やすため
乳児、1週間で7.7→7.0kg、ぐったり、目は落ちくぼむ、排尿なし 生食
乳酸リンゲル液
循環血液量の低下が予想されるから

乳児の脱水の輸液の組成について

乳児では体重減少が10%を超えると重症脱水となる。

重症脱水症の輸液は、急速初期輸液(約0〜4時間)と緩速均等輸液(約20〜23時間)に分けられる。

急速初期輸液の目的は循環血液量の回復なので、細胞外液補充型の輸液を使う。

血清の電解質組成に近いものを使う。

Na濃度 90〜154mEq/L
K濃度 0〜4mEq/L

※Kの90%は腎から尿として排泄されるので、半日以上排尿が確認できないなら、血清濃度(4mEq/L)以上のKを含む溶液を投与してはいけない!
※Kを含まない選択肢があればそれを優先する。
※肥厚性幽門狭窄症で代謝性アルカローシスがあれば、ラクテートはアルカローシスを悪化させるので禁忌。ラクテートのない輸液を選ぶ

禁忌となるので注意。

 

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