高張性脱水とは?
定義 | 血清Na濃度が高い脱水 |
血清Na濃度 | 150mEq/Lを超える |
病態 | 血漿が高浸透圧になるため、細胞内から細胞外に水が移動し、細胞内液の減少は顕著となるため、中枢神経系の興奮や口渇が現れる。 |
症状 | 興奮 口渇:脱水なので当たり前? |
症状の覚え方 | 「コウはコウコウ」 高張性脱水は興奮と口渇が出る |
高張性脱水とは、血清Na濃度が高い脱水のこと。
高張性とは、血管内が高張になるという意味。
血清Na濃度が150mEq/Lを超えるもの。
血漿が高浸透圧になるため、細胞内から細胞外に水が移動し、細胞内液の減少は顕著となる。
そのため、中枢神経系の易刺激性(興奮)や、中枢からの刺激による強い口渇感が現れることがあると考える。
高張性脱水は興奮と口渇が出るので、「コウはコウコウ」と覚える。
細胞内から細胞外に水が移動するため、循環血液量の減少は軽度なので、典型的な脱水症状があまり現れず、軽症と診断されることがあるので注意が必要。

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