小児科

小児の感染症の鑑別

小児の感染症の特異的症状、検査、治療まとめ

感染症 特異的症状など 診断 治療 合併症
百日咳 途切れなく続く咳嗽(スタッカート)
それに続く吸気性笛音(whoop)
以上を夜間に繰り返す(レプリーゼ)
潜伏期間は10日前後
ペア血清で抗体価測定 マクロライド系(エリスロマイシン)
予防:4種混合ワクチン定期接種
猩紅熱 軟口蓋に出血斑を伴う発赤
いちご舌

出典
咽頭培養で菌同定
迅速診断キット
ペニシリンG
マイコプラズマ肺炎 年長幼児~青年期の肺炎の原因で最多
Gram染色で染まらない(細胞内寄生菌だから)
乾性咳嗽
多くの人は軽症
血清抗体価ペア血清(急性期と回復期)
寒冷凝集反応高値
マクロライド系
テトラサイクリン系
流行性耳下腺炎 耳下部の腫脹と疼痛
腫れによる顔面の左右差
咽頭ぬぐい液からウイルス分離
PCR法
ペア血清で抗体↑
血清・尿中アミラーゼ↑(炎症で唾液腺から遊離するから?)
対症療法(安静、保温、輸液など)
予防:生ワクチン接種
無菌性髄膜炎
感音難聴
精巣炎
膵炎
麻疹 口腔内の粘膜疹(コプリック斑)
融合性の発疹
発熱が出て数日後の発疹
咽頭ぬぐい液のPCR法
ペア血清で抗体↑
対症療法 亜急性硬化性全脳炎(5〜10年後)
風疹 耳後部の圧痛のあるリンパ節腫脹
発疹と同時に発熱
発疹の融合傾向なし
PCR法
ペア血清で抗体↑
対症療法
予防:
MR混合ワクチン
水痘 体幹を中心に頭髪部や口腔粘膜に
紅斑→水疱→膿疱→痂皮の各段階の発疹が混在
すべての発疹が痂皮化するまで出席停止
PCR法
ツァンク試験で水疱内容物に巨細胞
アシクロビル 急性小脳失調症(徐々に軽快)
突発性発疹 解熱後発疹 対症療法 急性脳症
熱性けいれん
手足口病 手掌、足底に発赤した水疱 対症療法
ヘルパンギーナ 軟口蓋後方に小水疱やアフタ

出典:106I41
対症療法
伝染性紅斑 顔面の蝶形紅斑から始まり、続いて、四肢のレース状網状皮疹が起こる PCR法でウイルス検出 対症療法
ロタウイルス 突然の嘔吐、発熱
白い下痢便(血は含まないから)
冬季に流行
6ヶ月〜2歳に好発
迅速診断キットで糞便中のウイルス抗原検出 対症療法として補液
予防:経口生ワクチン

 

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