消化器内科

急性膵炎の病態、症状、原因、診断、治療

急性膵炎の病態

通常、膵臓内では不活性化されているタンパク質分解酵素が活性化されることで、膵臓や周囲の臓器を自己消化する疾患。

軽症と重症に分類され、重症では活性化した膵酵素や自己消化で生じた化学物質やサイトカインが血流に乗って全身に運ばれ、ショック、呼吸不全、急性腎不全などの多臓器不全をきたす。

ちなみに、膵液は、糖質を分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するトリプシン、脂質を分解するリパーゼなどのたくさんの消化酵素を含む。

つまり、3大栄養素全てを分解する酵素があるということ。

なので、それが暴走する急性膵炎はかなり危険と考えられる。

急性膵炎の症状

大量飲酒後の上腹部痛、背部痛、発熱、悪心・嘔吐

膵臓は後腹膜臓器なので、背部痛をきたす。

急性膵炎の原因

アルコール大量摂取

胆石が膵胆管合流部へつまる

急性膵炎の診断

腹部CT、腹部エコー:膵腫大、輪郭の不鮮明化、周囲の液体貯留

炎症によって、腫大。自己消化によって、輪郭が不鮮明化し、周囲に液体貯留をきたす

急性膵炎の治療

治療の基本は、十分量の輸液を行い、呼吸や循環を管理する

十分量の輸液:尿量や血圧を維持するため

鎮痛薬

タンパク分解酵素阻害薬:活性化した膵酵素を制御するため

抗菌薬:重症例では感染症の合併を予防するため抗菌薬を予防投与

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA