呼吸器内科

14員環マクロライド少量長期投与の作用、適応疾患3つ

少量の14員環マクロライドの作用

少量の14員環マクロライドは、気道炎症を改善する作用がある。

気道上皮細胞の繊毛運動を活性化したり、気道の過剰分泌の抑制や好中球の集積抑制などによる。

抗菌薬としての静菌作用を目的として投与しないことに注意。

そのため、投与期間は6ヵ月〜2年以上と長期にわたる。

適応疾患は以下の通り。

気管支拡張症

びまん性汎細気管支炎

副鼻腔気管支症候群(びまん性汎細気管支炎を含む)

マ ク ロライ ド系抗 生剤 の有効 機序 の一 端 を明 らか にす る 目的 で,14員 環 の エ リス ロマ イシ ン(EM),ロ キ シス ロマ イ シン(RXM)お よび16員 環 の アセ チル ス ピラマ イ シン(SPM)を,培 養鼻 副鼻 腔粘 膜 に作用 させ,繊 毛運 動 に与 える影響 を電 気光 学的 に検 討 し た。 その結 果EMで は内服 の際 の組織 移行 濃度 で あ る0.002%(2.0×101mg/L)以 上 で充進 を認 め た。0.05%(5.0×102mg/L)以 上 の高濃 度 に なる と,は じめ充 進 し,や がて 障害 され る とい う二 面性 を呈 した。RXMで も組織 移行 濃度 の0.0005%(5.0mg/L)以 上 で作 用直後 か ら充進 が認 め られ,EMよ りも長時 間賦活 状 態が持 続 す る傾 向 を認 めたが,0.005%(5.0×!01mg/L) にな る と充進 傾 向 は減 弱 した。SPMで はほ とん ど充 進作 用 を認 めなか った。 以 上 の結果 か ら,マ クロ ライ ド系 抗生 剤 の慢 性副 鼻腔 炎 に対 す る作 用機 序 の一つ として,繊 毛運 動賦 活作 用 が想定 された。また14員 環 マ ク ロラ イ ドは16員 環 マ ク ロライ ドよ りも,RXM はEMよ り も優 れ た繊毛 運動 活性 化作 用 を有 して い る と考 え られ た。

出典:https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/38/Supplement3/38_Supplement3_220/_pdf

 

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