ギランバレー症候群で蛋白細胞解離はなぜ起こる?
タンパク細胞解離とは、脳脊髄液中にタンパクが増加するが、細胞の増加は認めない現象。
蛋白ー細胞解離という名前なので、蛋白が細胞数より解離して増加すると考えて、蛋白が上がると覚える。
脊髄クモ膜下腔での髄液一血漿関門の蛋白透過性の亢進が原因とされる。
以上の結果により,GBSの髄液蛋白増加の機序は髄液の「よどみ」などが生
じるためではなく,脊髄クモ膜下腔での髄液一血漿関門の蛋白透過性が異常に亢進するためであると考えられる。出典:https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=80408&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1
髄液細胞数 | 髄液蛋白 | |
細菌性髄膜炎 | ↑:多形核球優位 | 増加 |
ウイルス性髄膜炎 | ↑:単核球優位 | 正常 |
ギラン・バレー症候群 | なし | 増加 |
通常、細菌性髄膜炎やウイルス性髄膜炎では、白血球の増加により髄液内の細胞数はどちらも増加する。
しかし、ギランバレー症候群では、細菌性髄膜炎とは違い、蛋白のみが増加する。

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