神経内科

上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害の違い

上位運動ニューロン障害と下位運動ニューロン障害の違いは?

  上位運動ニューロン障害 下位運動ニューロン障害
運動麻痺 痙性麻痺(痙縮) 弛緩性麻痺
筋トーヌス(筋緊張) 亢進 低下
筋萎縮 (-) (+)
線維束性収縮 (-) (+)
深部腱反射 亢進 減弱
クローヌス (+) (-)
病的反射
(+) (-)

上位運動ニューロン障害の機序は?

上位運動ニューロンは筋肉を抑制する働きがある。

そのため、上位運動ニューロン障害が起こると、抑制がなくなり筋肉がカチカチに硬くなる。

その結果、筋緊張は亢進する。

これが痙性麻痺である。


出典:http://keishuku.jp/keishuku/

また、上位運動ニューロンからの抑制がなくなるので、深部腱反射は亢進する。

クローヌスは腱反射の亢進による症状なので、クローヌスも陽性となる。

同様に、抑制がなくなることで、病的反射も陽性となる。

下位運動ニューロン障害の機序は?

下位運動ニューロン障害では、筋肉を収縮するための指令が届かなくなる。

そのため、筋肉は弛緩し、弛緩性麻痺が出てくる。

筋肉は弛緩しているため、筋緊張は低下する。

使われない筋肉は、筋肉量が低下し、萎縮してくる。

その結果、腱反射も減弱する。

線維束性収縮がみられる原因は不明だが、下位運動ニューロンが障害されることで、筋繊維ごとにバラバラに命令が伝えられるようになるのかもしれない。

 

【医師限定】「メドピア」登録で2,000円もらえるキャンペーン中!

医師向けに、薬剤情報提供サービス「メドピア」ができました。

現在会員募集に力を入れている段階で、2,000円分のポイントがもらえる登録キャンペーンを実施中です。

すでに会員の医師からの紹介で登録すると、2,000円分のポイントがもらえます。

私の紹介で良ければシリアルコード【ycflqt】で登録してみてください。

詳しい登録の手順は「メドピアの登録のやり方」にまとめました。

シリアルコード【ycflqt】で登録!

メドピアの登録のやり方は?シリアルコード・紹介コードを入力するのはここ!メドピアの登録のやり方をわかりやすく解説します。 シリアルコード・紹介コードの入力を忘れると紹介ポイントをもらうことができません。...

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA