多発性筋炎・皮膚筋炎の病態
多発性筋炎とは、自己免疫により、大腿、上腕などの四肢の近位筋などの横紋筋が炎症し、筋力低下をきたす疾患。
さらに、皮膚症状があるものを皮膚筋炎という。
多発性筋炎・皮膚筋炎の症状
近位筋の対称性筋力低下
合併症:
間質性肺炎
悪性腫瘍
多発性筋炎・皮膚筋炎の診断
多発性筋炎
身体所見:MMT低下
血液検査:CK上昇、アルドラーゼ上昇、AST上昇、LD上昇、抗Jo-1抗体+
筋電図:筋原性異常
筋生検:リンパ球浸潤
皮膚筋炎
加えて
ヘリオトロープ疹(両側上眼瞼の浮腫性紅斑)
出典:http://nc927.blog60.fc2.com/blog-entry-1219.html
ゴットロン徴候(手指の関節伸側の落屑を伴う紅斑)
出典:https://medu4.com/107I71
多発性筋炎・皮膚筋炎の治療
第一選択:
副腎皮質ステロイド
副腎皮質ステロイドが効果不良、間質性肺炎を伴う場合:
免疫抑制薬併用
悪性腫瘍合併の場合:
腫瘍摘除
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