ベンゾジアゼピンはなぜ衝動性や希死念慮を引き起こす?
ベンゾジアゼピン系薬剤の副作用として奇異反応が起こることがある。脱抑制ともいう。
奇異反応とは、抑うつ状態、精神病状態、敵意・攻撃性・興奮などが薬剤の投与で逆に出現・悪化するもののことである。
興奮により衝動性が増したり、抑うつ状態による希死念慮が出たりもすると考えられる。
奇異反応の出現頻度は0.2-0.7%と少ない。
しかし、葛藤の多い環境や元々衝動コントロールが不良な患者などで起こりやすいとされている。
奇異反応はベンゾジアゼピン系薬物の中枢神経系への作用による脱抑制によって起こると考えられているが、詳細な機序は不明であるが、中枢性の抗コリン作用やセロトニンが関係しているという仮説がある。
治療は原則として、原因となる薬剤の中止である。

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