Quincke徴候とは何か(クインケ徴候)
Quincke徴候(クインケ徴候)とは、爪床部の毛細管拍動のことです。
脈圧の増大によって起こるので、大動脈弁閉鎖不全症で特徴的な身体所見になります。
また、同様に脈圧が増大する動脈管開存症でも生じます。
大動脈弁閉鎖不全症と動脈管開存症は、脈圧増大とともに速脈も見られるので、速脈がある病態でQuincke徴候(クインケ徴候)が見られるとも言えるでしょう。
こちらの動画でQuincke徴候(クインケ徴候)を確認することができます。
爪の先を軽く抑えると、爪が赤くなったり、白くなったりして、拍動しているのがわかるでしょう。
Quincke徴候(クインケ徴候)はなぜ起こるか?
Quincke徴候(クインケ徴候)は脈圧の増大で起こります。
脈圧とは、収縮期血圧と拡張期血圧の差のことです。
なので、脈圧増大というのは、拡張期血圧が下がることを意味します。
つまり、拡張期血圧が下がることによって、拡張期に指先の毛細血管が循環不全を起こすのだと考えられます。
その結果、収縮期は爪の先まで血液が循環するので、赤くなるが、拡張期は血圧低下により、爪の先まで血流が行き届かず、爪が白くなるのだと考えられるのです。

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